ヘルスケアでハッピーLIFE

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医療スタッフは体が命!大事な健康の基本を記しています。

患者さんの生活リズムを整えるポイント

病気や怪我で入院することになり、体内時計が乱れてしまう患者さんは少なくありません。
病棟に勤める看護師は、そんな人たちに向けて、生活リズムを元に戻すアドバイスをすることも必要になってきます。
そこで今回は、そのような患者さんへアドバイスをする際に、役立つ知識を紹介したいと思います。

生活リズムの改善をするにあたって真っ先に思い浮かぶことは、就寝時間と起床時間を規則的にすること、そして食生活に気を付けることです。夜遅くまで起きて、夜食や間食をしていたり、昼間まで寝ているような生活をしていては、適切な生活を送っているとは言えません。それらは生活リズムを改善するために、はじめに気を付けなければならない基本的な項目です。

その他、就寝前に過ごす部屋の照明を明るくし過ぎないことや、寝る前に明るい光を放つテレビを長時間見たり、スマホを眺めたりしないようにすることも大切です。

しかし、それだけではなく他にも気を配らなくてはいけないことがあります。それは、周辺環境の変化からくるストレスです。
病気や怪我をしたことによって、満足に行動できないことや、悩みや不安を抱えるのは当然のことです。そういったストレスの影響で、体内時計が狂い、生活リズムの乱れに繋がってしまうことは珍しくありません。

いつもと違う環境にいるということは、それだけでストレスに繋がります。ささいな騒音や、細かな事も気になってしまいがちなので、できる範囲で本人がストレスを発散していくことが重要です。

そういった理由から、看護師は入院している患者さんに対して、怪我や病気のケアだけでなく、精神的なケアも心がけることが大切です。